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  • 執筆者の写真outise

旅ねしあ2024


1月14日から4年目となる旅ねしあカヤック遠征がスタートいたします。

今年も多島海を有するインドネシアへ行くこととなりました。

西パプア州ソロンからマルク州カイ・ケチル島トゥアルへの800キロの行程です。



前半はジャングルの湿地帯を漕ぎ抜けニューギニア島からラジャアンパット諸島南部のミソール島へと横断していきます。

世界で最も多種多様な海といわれるラジャアンパットには1500種以上の魚種と世界のサンゴの75%が生息しており、島を厚く覆うジャングルには島固有の鳥や野生動物も多く生息するそうです。

そして何より豊かな自然に寄り添いながら暮らす人々との出会いは一番の楽しみ。

できる限り多くの村に立ち寄り、現地の暮らしを学ばせていただこうと思っています


中盤にはミソール島からマルク州セラム島へのセラム海横断が待っています。

島と島との最短距離は80キロあり今遠征の一番の山場となります。

インドネシア通過流といわれる太平洋からインド洋へと流れる大きな海流は昨年のロンボク海峡で大変苦しめられました。

そして今遠征でもその分流がセラム海に流れ込んでいるため、厳しい海峡横断となります。

ただし目指すセラム島は四国ほどの大きさがあるため、的を外す可能性は低く15時間漕げて天気に見放されなければ渡り切れると予測してます。


後半はセラム島南東のワトゥベラ諸島を経由しながらカイ・ケチル島へと島伝いに横断していきます。

ここでも50キロ弱の横断が1か所入り最後の難所となりそうです。

サフル大陸棚の端に位置するこの島嶼は100キロ西に水深7000mの深い海溝があり、横断は潮流の影響を大きく受けることになるでしょう。

ワトゥベラ諸島の事前情報がほぼなく人々の暮らしは想像もつきませんが、そんな僻地だからこそ訪れる価値のある場所だと信じてます。



今遠征も毎度のことながら潮流や海流の情報はほぼありません。

過去の経験からの予測と現場での判断、現地の人からの情報をもとに旅を進めていきます。

もちろん天気予報は見れませんが、比較的安定している季節で問題はなさそうです。

中間地点のセラム島で海況と日程を考え、カイ諸島への横断が厳しいと判断した場合は航程を短縮してアンボン島へゴール地点を変更する可能性もあります。

命と時間の正確なボーダーラインを持って最善を尽くします。



島々を旅する意味を込めて名付けた「旅ねしあ」らしい島渡りに特化した今回のルート。

昨年の失敗を糧に、今回はより明確なイメージを持ちながら万全の準備で出国できそうです。


ゴールに固執することなく、3人が無事帰還できることを最優先して全力で挑んで参ります。


どこかの村に運良くWifiがあれば、メンバーのインスタやFacebookから進捗情報はアップあれるかと思います。

メンバーのSNSはコチラから飛べますので、ぜひチェックして一緒に旅を楽しんでもらえたらと思います。


応援よろしくお願いいたします!



【遠征概要】


遠征名 インドネシア 西パプア―マルク遠征


遠征期間 2024年1月14日~2月13日


メンバー 運天遼(Sunwave Kayaks) 佐藤瑛彦(Islandstream&パタゴニア神戸) 南平純(OUTISE)


使用艇 WATER FIELD KAYAKS

シメスタ5分割×1艇 海燕5分割×2艇







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